春らしく梅の便りといえば聞こえがいいが、そんな悠長なことを言ってる場合ではない。仕方なくやむを得ず梅なのである。梅も小枝で鶯なら結構だが、梅干である。この一週間というもの、にゃんこが言うところのニョロウィルスとやらのおかげで、粥と梅干のお世話になる毎日である。こういう時でもない限り梅干を積極的に食することは無い。さすがに飽きてきてはいるが、病人向け日本食というとやはり粥と梅干に限る。見るだけで唾液の分泌が盛んになるのであれば快復と言えようが、道のりはまだ長そうだ。しばらく梅干のお世話になるほか無い。