朝から暴走特急ならぬ房総特急で銚子に向かい、うつらうつらして目を醒ましたら、車窓一面銀世界で驚いた。昨夜気圧の谷の通過で雪になったらしい。折からの寒気の南下で空気が冷えきっている。
珍しく銚子駅で、銚子電鉄の1001に出会えた。地味な黒茶色が新たなスカイブルーの装いになっていたが、まだ板につかぬ様子である。赤字に苦しむ銚子電鉄は何かとお騒がせな鉄道だが、この車両は旧東急の3000系である。東横線、大井町線、目蒲線、池上線で働いた往年のスタンダードだ。45年ぶりの再会である。こんなところでよく頑張っているものだ。