猛烈に発達したTyphoon Man-Yiがどうやら直撃で襲来しそうだと身構えていたら、昨夜から西からのジェット気流が少し強まって台風のコースを南に押し下げたようである。その結果、台風の西半分が吹き飛んでしまった。偏西風の威力恐るべしである。一昨日の千歳便ANA51のフライトログを見直したら、FL370とある。37,000ftはジェットストリームの高度である。前線の影響を避けてやや高めを選択したのだろうと推測されるが、それでも流石に気流は不安定で、小刻みな揺れを避けることはできなかったようだ。ときにエンジンの揺れを眺めながら飛ぶのも面白い。