いんげんがこんなに美味しいと思うようになったのは最近のことだ。都心でも雪が積もるこの時期に柔らかいいんげんが食べられるというのは何か不思議な感じがするが、何せ一年中何でもありの昨今だから殊更驚きはしない。地場の野菜であれば尚のこと安心である。最近は無農薬野菜の人気が高いので、地場野菜も店先でよく目に触れるようになってきた。美味しい野菜が生産されるのは誠に結構なことである。どこぞの近隣大国製の危険な野菜輸入に依存せずとも食が満たされるというものだ。野菜の自給率をもっと高めるべきだろう。
いんげんが食卓に上がって、少しの春を感じた。