旅が続くと、外食中心になるので味の濃いものは体が欲しがらない。ドタバタと電車や飛行機や車を乗り継ぐ出張となると尚のこと弁当や急ぎの食事になるので、味わう暇もない。近頃、短い人生、一食をいい加減に済ませたと思うと何か損をした気分を味わうようになってきた。それにしても旅のあとはあっさりとした食事を体が求めるのだ。温かご飯と塩鮭などが遅く帰った夕食には丁度良い。塩鮭とて、北海道からやってくるとは限らない。南半球、チリあたりから運ばれてくる奴もいるのだ。今夜の甘塩鮭は、バンクーバー。カナダからもやってくるのだ。それにしても帰りのフライト、館山沖でさんざんホールディングさせられて参ったまいった。