B737-781
B737-700シリーズの主翼は、一見昔の737と変わりないように見えるが、主翼素材は炭素複合化されていて、軽量化と同時に強化が図られている。また、離着陸時に使用する高揚力装置もシンプル且つ機能的なつくりに改良が為されている。前縁スラットは、スライド式で効率の良い設計に変更された。1967年の100型設計時には、727で工夫された逆キャンバーの利用も検討されたらしいが、短距離低コストを目的に設計された737には不向きということで、このような簡易スラットが採用されているのである。面積の割には効率が良いらしい。700ではモータードライブも検討されたが、シンプルにということで従来のコントロールが踏襲されている。